NPO法人奈良シニアIT振興会は奈良県主催の高齢者大学卒業生の同窓会活動のパソコン同好会をベースに、より多くの高齢者の方々とパソコンを通じて、生き甲斐・活力を分かち合うため、シニアが運営するシニアのためのパソコン教室
(通称:POAYパソコン教室として設立したNPO法人(非営利団体)です。
 奈良県内在住の高齢者の方々とパソコンを通じて交友範囲を広げるきっかけを作り、豊かな社会作りに貢献することをねがっています。
POAYPerson Of Advanced Year(高齢者)のためのパソコン教室


奈良シニアIT振興会会長   伏 見  敦

高齢になると、日常的には元気なはずの方々が生きる目標を見つけられず、日々無為に過ごすうちに体調を崩すというケースは多く見られます。
そのような方々に少しでも元気を維持してもらうため、パソコン学習を推奨したいと思いがありました。
 私たち有志が「パソコン学習クラブ」をスタートしたのが平成14年の10月でした。時代は急速に進み、今やパソコンを操作できなければ時代に取り残されていってしまいます。これらの事情を踏まえて、公共機関の設備を利用し、「POAYパソコン教室」としてパソコン教室を始めたのが平成15年春でした。
それ以後、多くの方々のご協力や賛同の下、奈良市・王寺町・天理市・橿原市・奈良県社会教育センター・奈良県立図書情報館などの設備をお借りして講座を実施し、年間二百名を越す受講者を得ました。
 今回、これらの実績が評価され、
NPO法人 奈良シニアIT振興会として再出発できることになりました。
今後は多方面からのご協力の下で、高齢化が進む中で、シニア時代の学習意欲が、活力ある社会の創造への一助になれば幸いです。




教室運営が高齢者中心というだけでなく、6ヶ月から1年という長期の講座を実施することで、反復学習受講者の実態に合ったテキスト編集など、きめ細かな配慮をしています。
講師は勿論、サポータの方々はすべてボランティアですが、一教室に人数を多く配置し、受講者個人の質問・疑問に対してすぐに対応できるようにしています。